飛行機の見える窓から

空港に程近い郊外の街から、日々の暮らしでオススメしたいモノ コトについて発信しています。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

螺旋プロジェクト「シーソーモンスター 伊坂幸太郎」を読んで(後編)

前編では、螺旋プロジェクトという企画の面白みを興奮気味にお伝えしたが、後編では「シーソーモンスター」という作品自体に触れていく。 シーソーモンスター (中公文庫 い117-2) [ 伊坂幸太郎 ]価格: 924 円楽天で詳細を見る シーソーモンスター (単行本…

螺旋プロジェクト「シーソーモンスター 伊坂幸太郎」を読んで(前編)

〈螺旋プロジェクト〉とは 「共通のルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」 伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家=朝井リョウ、天野純希、乾ルカ、大森兄弟、澤田瞳子、薬丸岳、吉田篤弘による競作企画。本作はこ…

「フーガはユーガ 伊坂幸太郎」を読んで

オススメの本を幅広く紹介するブログを作りたい!と思ったのに、 次々に思いつく作品は伊坂幸太郎さんの作品ばかり。「幅広く」とはなんとも難しい。 この作品は、双子の主人公「優我」と「風我」の二人がテレポーテーションで入れ替わるファンタジー性の強…

「地面師たち 新庄耕」を読んで

「地面師」と聞いて、2017年に発生した「積水ハウス地面師詐欺事件」を思い浮かべる人も多いだろう。 地面師とは、土地の所有者になりすまし、他人の土地を売買して、金銭をだまし取る詐欺師のこと。 地面師たち (集英社文庫(日本)) [ 新庄 耕 ]価格: 814 …

「グラスホッパー 伊坂幸太郎」を読んで

読書感想文 第二弾。 いや、どれだけ殺し屋登場するんだ?!汗 超スタイリッシュで超クールな殺し屋ストーリー! 1.??? タイミングよく身体を押されたターゲットは事故に巻き込まれる。「押し屋」と呼ばれる幻の殺し屋。 2.鯨 自殺屋と呼ばれ、独特の空気…

「終末のフール 伊坂幸太郎」を読んで。

ブログという未知の世界に一歩足を踏み入れた私を、伊坂作品がシュールに導いてくれたらいいなという願いを込めて、第一弾は面白かった作品を紹介します。 読んでくれたみなさんが手に取ってみたいと感じるようなご紹介が出来たらいいと思っています。 最近…