「グラスホッパー 伊坂幸太郎」を読んで
読書感想文 第二弾。
いや、どれだけ殺し屋登場するんだ?!汗
超スタイリッシュで超クールな殺し屋ストーリー!
1.??? タイミングよく身体を押されたターゲットは事故に巻き込まれる。「押し屋」と呼ばれる幻の殺し屋。
2.鯨 自殺屋と呼ばれ、独特の空気感で自殺に導く。
3.蝉 しなやかでスピーディーな身のこなしで刃物を操る殺しの鬼才。
4.??? シークレット
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元中学校教師の鈴木は、明るく何事にも前向きな妻と平穏で幸せな生活を送っていたが、ある日、物騒な組織のボス 寺原の長男(バカムスコ)の起こした事故に巻き込まれ、愛する妻を亡くしてしまう。
その一方で、権力を笠にきて罰則も反省もなく、暴虐の限りを尽くすバカムスコ。
鈴木は復讐のため、寺原の物騒な組織の運営する会社フロイラインに就職し、バカムスコに近づく機会を探っていた。
忠実に仕事をこなしていた鈴木だが、日頃からのバカムスコの行いに腹をたて、復讐しようとするものは珍しくなく、鈴木も彼らと同様だと疑われていた事を知る。
絶対絶命のピンチの中、初めてバカムスコに相対し復讐出来るチャンスを得た鈴木だったが、目前で「押し屋」により永遠にその機会を失うこととなる。
鈴木は組織の指示を受け、「押し屋」の後を追うことになるのだが…。
それぞれの描写が、熱くもなく冷たくもなく極めてフラットに殺し屋たちの感情を描く。
非現実的でリアルで不思議な世界観。
スピード感溢れるストーリー展開に読み進めずにはいられなくなるはずだ。